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パブロ個人の名義での発表、演奏参加、レーベル（ロッカーズ）での制作や活動の区分が不分明なことが多い．

パブロ個人によるオリジナルアルバムと編集盤、そして制作盤の分類は必ずしも有効ではないかもしれない．

パブロの名を冠したアルバムのみを列挙するなら，以下のような結果になる．

①O1 This is...

②O2 Ital Dub

③O3 Dubbing in a Africa

     Thriller

     Pablo Nur Jester

④O4 East of the River Nile

⑤O5 Africa must be free by...1983 dub

⑥O6 Rockers meets King Tubbys in a fire house

⑦O7 Earth's rightful ruler

⑧O8 Rising Sun

⑨O9 Rockers comes east

⑩O10 Eastman Dub

⑪O11 Blowing in the wind

⑫O12 Live in Tokyo Japan

⑬O13 Valley of Jehosaphat

　但し初期音源の後発は別としても（The Red Sea(C10)，Authentic Golden Melodies(C3)），いわゆる個人によるオリジナル盤だけ列挙するとKing Tubby meets Rockers Uptown（C1），Original Rockers（C2），King David's Melody（C4），Original Rockers vol.2 Pablo meets Mr. Bassie（C6）のようなアルバムが漏れてしまう．

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　そもそもパブロは音楽の源を（ラスタファリアニズムの神（ジャー）にしてダヴィデの末裔）元エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世(Jah Rastafari / Haire SelasieⅠ)に求めているし，そのようにクレジットされているものもある．

また、実質上は作曲やプロデュースを手がけながら兄(Gurth Swaby)のレーベル(Rockers)及びそのレーベルがらみのグループ(Rockers International)名義でかなりの編集盤を発表している．

以上から，個人名義による制作にはおよそこだわりがなかったのだと考えられる．

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　パブロの音を求める愛好者の欲求につけこんだ商業的な編集盤が巷に溢れており，パブロの大切な仕事の全体が見えにくくなっている．

参考までに

1)↓編集盤が22，制作盤が44，参加･収録盤が100以上も登録されている．

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当サイトにおける配列の原則と参考文献サイト

（2008年4月現在）

1.アルバムの発表年代順に配列した．

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2.分類

O 個人名義（①O1〜⑬O13）

C 編集盤(Compilation)

P 制作(Produce)

A 参加(Appears on)

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3.以下のサイトを参考にした(2008年4月）

1)　http://www.roots-archives.com/artist/53

　ルーツ・アーカイヴス(Roots Archives)という英語のサイトで、アーチスト名、演奏者名、曲名など様々な角度から検索できます。ここではもちろん、" Augustus Pablo "（Horace Swaby)で登録されているパブロの情報を参考にしました。このサイトではa)パブロ個人のアルバムを発表年代順に掲げ、続いてb)「編集盤」(compilation)、c)「制作盤」(production)、d)「参加（収録）盤」(appears on)、e)パブロがエンジニアとして発表したもの(albums engineered by Augustus pablo)、f)演奏家として参加したもの（演奏楽器ごとに整理）、最後にg)アレンジを手がけたものの順に列挙されています。その他に簡単な伝記記述やインタヴュー、ヴィデオなども参照可能で、さらに各アルバムごとにレコード・CD番号や異なるジャケットの写真、演奏者リストなども網羅され、パブロの作品等を知る上で、現在のところ最も完全な情報源です。だが細かい間違いが散見され、また個々のアルバムの位置やアルバム収録曲の重複状況などに関しては何ら情報が与えられていないのが残念です。またこのサイト作成時点(2008年4月）でも更新されていることになっていますが、パブロのページに関する限りおそらく情報は古い。

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2)　http://www.elrockers.org/2/

　El Rocker's( A Tribute to Augustus Pablo ).パブロへのオマージュを由とした英語サイト。上記1).のサイトにリンク先が記されている為、その情報源の一つと考えられます。伝記記述があり、写真も多数掲載されています。また、情報源として用いたと考えられるリンクが複数列挙され（但しその半分は2008年現在、既に存在しない)、その意味では有益です。唯、アルバムが網羅されているわけではなく、年代順の配列も採用されておらず、間違いもかなり含まれているので注意が必要です。

3)　http://members.jcom.home.ne.jp/youssou/pablo.html

　（日本語)サイト設置者が所蔵するパブロ関係のアルバムを録音年代順に配列し、各アルバムの特色を簡潔に記し、演奏参加者を明記し、さらにはパブロの伝記的記述などを織り交ぜた解説を付してあるため非常に参考になります。但し、設置者が所有していないアルバムに関しては記載がありません。

4)　http://www.reggae-vibes.fr/viewtopic.php?t=197

　Reggae-Vibes.frというフランスのレゲエ情報サイト。簡単な伝記記述とディスコグラフィが掲載されています。アルバムの発表年代などに誤りがありますが、1)に未登録のアルバムが記載されているので有益です（以下がそれで、所有しておらず、自分で確認できませんが転載しておきます）。また、1)では項目の設けられていないシングル情報があります。

King Selassie I Calling(1996)
Moods Of(?)

5)　http://www.reggae-vibes.com/concert/augpablo/augpablo.htm

　In memory of...[sic.] Augustus Pabloと名づけられた英語のページで、伝記記述の他、網羅的ではありませんが、各アルバムの解説を付した選択的なディスコグラフィが掲載されています。解説は大分参考になります．

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6)　http://www.vibesonline.net/news/various/t-pablo.html

　Vibesonline.netというイタリア語のサイト。短い伝記記述のみ掲載(1999年作成)。

7)　http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=11:k9ftxqlgldfe~T1

　Allmusic.comという英語サイト。比較的詳しい伝記記述のほか、特にパブロの協力者（演奏者、ミキサーなど）の情報を得やすいように配慮されています．

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8)　http://www.jahmusik.net/oldies/pabloxela.htm

　Jahmusikというフランス語のサイト。伝記というより、DUBやパブロについてのフランス語による短いエッセー．