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執筆者の写真Yasushi Noro

(再掲)メンバーの参加する企画があります

以下の通り、今週7月16日(日)16時から福岡の書店「本のあるところajiro」さんにて、


「どぶ川のルソー」と呼ばれた男──はじめてのレチフ・ド・ラ・ブルトンヌ お申込はこちらから ①会場参加チケット ②ライブ配信チケット 18世紀後半、ルソーの自伝『告白』が出版された時代の裏で、サド、ラクロと共に破廉恥の烙印を押され、熟読してはいてもそのことを公言しにくい作家として長らく文学的認知を受けてこなかった、知られざるフランス人作家ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ。近年、再評価を受ける人物のひとりです。 ルソーに対抗心を燃やしていたレチフは、一見きわめて通俗的で、時に低俗ですらあるその作風から「どぶ川のルソー」という芳しからぬあだ名をつけられたこともありましたが、フ note.com 初回告知ツイート https://twitter.com/ajirobooks/status/1673214340303028232 有料イベントで恐縮ですが、もしご関心がある方がいらっしゃいましたら、 アーカイヴ視聴もできますので、告知いただけますと大変ありがたく存じます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。(le 13 juillet 2023, k.t.) ************************************************************************* 【本のあるところajiro】「どぶ川のルソー」と呼ばれた男──はじめてのレチフ・ド・ラ・ブルトンヌ(7/16) 18世紀後半、ルソーの自伝『告白』が出版された時代の裏で、サド、ラクロと共に破廉恥の烙印を押され、熟読してはいてもそのことを公言しにくい作家として長らく文学的認知を受けてこなかった、知られざるフランス人作家ニコラ・エドム・レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ。近年、再評価を受ける人物のひとりです。 ルソーに対抗心を燃やしていたレチフは、一見きわめて通俗的で、時に低俗ですらあるその作風から「どぶ川のルソー」という芳しからぬあだ名をつけられたこともありましたが、フランス文学随一とも言われるその膨大な作品群のあちこちから不思議な魅力が漏れ出ていることが徐々に知られるようになってきました。 レチフは当時の多くの作家と違い貴族的な教育にアクセスできず、他方で、印刷工という形で啓蒙の論争にも関わり、いち早く活字に接続された新しいタイプの作家でもありました。性と結婚においても、『新エロイーズ』のルソーとも『閨房哲学』のサドとも異なる真実を追い求め、近代のはじまりにおいてその存在のユニークさは際立っています。つづく19世紀の作家からは、公言はされない一方でレチフからの影響を感じ取ることができ、その特異さを伺い知ることができます。 今回レチフについてイントロダクションを行う森本淳生さん、辻川慶子さん、藤田尚志さんは、それぞれヴァレリー、ネルヴァル、ベルクソンと、レチフ以後の人物を研究の中心としながら、めぐりめぐってレチフに惹きつけられた3人。それぞれの「レチフについて知るキーワード」をもとに、三者三様のアプローチでレチフ像に迫ります。 レチフについて何も知らなくても大丈夫!後世から目を伏せられつづけた作家レチフの不思議な魅力に満ちた文学の世界に出会うゆうべにようこそ。 日時: 7月16日(日)16時00分~18時00分(120min.) 開場15:30 出演:  森本淳生(京都大学人文科学研究所教授)  辻川慶子(白百合女子大学文学部教授)  藤田尚志(九州産業大学教授)   会場: 本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B) 参加方法:会場参加 / ライブ配信 チケット: 会場・配信ともに1500円  配信方法: YouTube(2週間アーカイブ付) お申込:①会場参加チケット     ②ライブ配信チケット 主催:本のあるところajiro お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:田中) 当イベントは「PROJECTマキコミヤ」関連イベント(前夜祭)です。 https://www.project-makikomiya.com/collectives

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