一昨年(2023年)の3月5日に逝去された北山研二先生の遺著が刊行されました.責任編集は勤務先であった成城大学の村瀬鋼先生,翻訳は吉田裕先生,そして北山先生のご謦咳に接した二人の研究者です.マルセル・デュシャンの翻訳や研究から始めて,現代アートの解釈と提言にまで踏み込まれた先生の晩年の業績の一つとなります.
なお本書はフランスで刊行された単著の日本語訳です.世界へ向けフランス語で発表された研究を日本語で読める幸せを噛み締めつつ,先生のご冥福をお祈りしたいと思います.(le 15 mars 2025)

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