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新着論文 メンバーの執筆した論文が刊行されました.

以下の論考が刊行されました.


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関西大学の紀要で,以下のリポジトリからまもなく参照できるはずです(2025年9月25日現在では第57輯までしか掲載されていません).



歴史家は細かいことやるな,と思いがち(思われがち)ですが,それが権力,権威,上下関係,領分,位置など,他者との関係性,つながりに関係してくるのであれば,職務や権限などは,テクストを読む上で無視することのできない要素となります.つまり,われわれの読書・読解を必然的に変えてしまう,細かいことなのです.


本論は「ルイ14世時代の寝室部筆頭侍従(premier gentilhomme de la Chambre)」の職務や権限の研究ですが,さらにその下で働く「寝室部従僕(valets de la Chambre)」の「エクリチュール(執筆行為と文)」を出発点に,王の権力の射程を測り,絶対性への疑義にまで踏み込んだのがクリスチアン・ジュオーの『マリ・デュ・ボワの世紀 十七世紀における経験のエクリチュール」(Christian Jouhaud, Le siècle de Marie Du Bois. Écrire l'expérience au XVIIe siècle, Paris, Seuil, 2022)です.本論著者の嶋中氏はこの翻訳も進めているそうですから,期待しましょう(le 25 septembre 2025, y.n.)



 
 
 

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新刊雑誌  セリーヌ,マザリナード他

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